ごく自然なノンバーバルコミュニケーション
ある日、きこえないわたしが家族のために
サンドイッチ専門店「サブウェイ」で買い物したときのこと。
サブウェイの注文方法は
店員さんの質問等に答えていくことで
自分好みのサンドを作ってもらうというもの。
いつもわたしはこのコミュニケーションに緊張し、苦労する。
なぜなら、店員さんの言葉が分からず、
いちいち聞き返さなければならないからだ。
まさに、わたしとサンドを阻む
「コミュニケーションの壁」である。
でも、この日は違った。
言葉が分からず聞き返すわたしを見て、
その店員さんはわたしがきこえないことに気づいてくれたのだ。
それからの店員さんの行動がすごかった。
言葉で言っても伝わりにくいわたしに対して、
店員さんは全種類のパンを見せてくれ、
選びやすいようにしてくれたのである!
それだけではなく、
「パンは焼きますか?」
「サラダの量をどうしますか?」
というようなことをすべて
指差しやジェスチャーなどを使いながら
わたしに伝えてくれたのだ。
コミュニケーションの壁を壊してくれた
その店員さんのおかげでおいしいサンドを食べることができた。
手話が使えなくても、
表情、ジェスチャー、周りの物をうまく活用しながら
こんなに豊かに伝えることができるのだ。
これこそまさに
ノンバーバルコミュニケーション!
(非言語コミュニケーション)
『伝わる度合いは工夫次第では変わる』
ということを改めて実感した。
わたしもあの店員さんに負けず、
もっともっと伝わりやすいコミュニケーションをするぞー!!と、
決意とともにサンドを噛み締めたのであった。
アツ
【サブウェイ】
https://www.subway.co.jp